壊れた日立 Wooo L32-WP03 の HDD を救出した
ちょっと前の話だけど、実家で使っていたテレビ(日立 Wooo L32-WP03)が壊れて画面に何も映らなくなってしまった。 確か 2009 年くらいに買った HDD 内蔵型のテレビで、テレビの番組表からサクサク録画できるもんだから便利に使っていた。 どうも液晶部分が壊れて何も表示されなくなってしまっただけみたいで、内部的にはまだ動いているようだった。 もうそのまま捨ててしまっても良かったんだけど、結構貴重な録画データもあったので、なんとか救出できないかと試してみた。 ちなみに作業したのは半年くらい前の話で、特に写真も撮ってなかったので文字だけの備忘録みたいなもん。 Wooo L32-WP03 の特徴 このテレビの特徴はなんといっても iVDR-S 対応ということだろう。 iVDR-S はカートリッジ型の HDD で、このカートリッジに録画したデータは別の iVDR スロットがある機器に入れ替えれば中身を再生できて、なかなか便利なものだった。 また、内蔵 HDD の容量がいっぱいになってしまったらデータを iVDR-S に移せるし、そもそも iVDR-S にそのまま録画もできて、当時の仕様としてはとても柔軟に録画データを扱えて嬉しかった。 現代のテレビも外付け HDD を接続して録画できると思うが、録画したデータは暗号化されていて、録画したテレビ本体以外に HDD を接続しても再生できないはず。 iVDR-S は HDD 側で暗号化してるから、他の機器でも再生できるんだとか。 そんな iVDR 対応の製品も残念ながら今はもう発売されていないらしく、実質的に終わった規格ということだろう。 https://ja.wikipedia.org/wiki/IVDR 内蔵 HDD さて、この Wooo に内蔵されている HDD だが、内部的には iVDR-S 規格の HDD が搭載されているようだ。 つまり、この HDD を取り出して iVDR カセットに移植すれば、他の iVDR 対応機器で再生できる模様。 https://www.e-handsjp.com/blog/wooo-hdd-kokan/ 分解 写真を撮ってなかったが、背面から見えるネジを外せば簡単に内部の基板にアクセスできた。 ターゲットの HDD も裏のカバーを外せば丸見えなので、迷うことは多分無いだろう。 移植 ちょうどテレビに iVDR-S のカセットが刺さっていたので、このカセットを分解して、取り出した HDD を移植してみた。 カセットも数本の小さなネジを外せば分解できる。 ...